クラクフ2日目に、世界遺産として追悼されている20世紀最大の悲劇の地アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所を見学してきました。アウシュビッツはドイツ語ですが、実際はポーランドのクラクフからバスで90分ほどのオシフィエンチムという場所にあります。たくさんの方が紹介されていますので、ちょっとしたtipsをあげておきます。
1 アクセスや手続き
(1)電車もありますが、クラクフからバスで行った方が良いです。事前にネット予約/EチケットでOkです。
(2)博物館唯一の日本人ガイド中谷剛さんにガイドをお願いしました。かなり広いですし、2回目以降ならともかく、相当下調べをしても個人で理解することは難しいと思います。初めての方は中谷さんにガイドをお願いした方が絶対良いですよ。手続きもして頂けますし。メールで問い合わせ可能です。我々の時は5人で一人120ヅオチでした。アウシュヴィッツとビルケナウを合わせて約3時間位で案内して頂きました(待ち時間除く)。
(3)手荷物検査はかなり厳しいので身軽な格好が良いです。現在ガザで戦争状態ですので更に厳重になっていると思います。
(4)平日でしたが、見学者は非常に多いです(ビルケナウは展示形式が異なるので問題ありません)。学校の勉強やボランティア等で学生がかなりいらっしゃいます。
(5)簡単なカフェはありますが、人が多いので食事は無理と思った方が良いです。ビルケナウへのバス停の側にスーパーがあるのでこちらで簡単な物を購入すれば良いです。
(6)アウシュビッツービルケナウは無料のシャトルバスが20分間隔で往復しています。
2 追悼
教科書や映画・TVで大抵の方はここの悲劇をご存知と思いますが、実際現地で目の当たりにすると言葉になりません。体験していない者が多くを語ることは出来ませんが、こうした悲劇が繰り返されないことを祈るばかりです。我々に出来ることを探し、継続していくしかありません。
中谷さんが「そこにどんな人がいたのか、どんな思いを持っていたのだろうか、想像してみて下さい」と述べられたのが心に残りました。見学した日は雲ひとつない天気の良い日でしたが、当時のユダヤの人々はどんな思いで空を見ていたのでしょうか?
3 追記
2024年5月公開された映画「関心領域」を鑑賞しました。見学時に収容所と所長と家族の住居が壁を隔てて存在していたことを、中谷さんが説明して下さった記憶が蘇りました。