クラウド開発から3点、JavaEE、シェルプログラムから1点ずつ紹介します。
モバイルアクセスプラットフォーム(クラウド)
インターネットからクラウドサービスを経由しプライベート環境のWebシステムを利用するプラットフォーム
主な機能
- セキュリティと安定性を確保し、プライベート環境へのモバイルアクセスを実現
- 簡単な操作(スマホ/タブレット/パソコン)によるSSO
- レガシーなDMZ/VPN等が不要となる低コスト環境、運用負荷の軽減
- ID、パスワード、ベアラートークンによる認証・認可、サインアップ機能
主な環境
- AWS(IAM, WAF, VPC等の基本サービスは省略)
Route53, Cloud Front, AppSync, APIGateway, Lambda, Cognito, DynamoDB, S3, ALB - Script(JavaScript系フレームワークを使用)
ReactJS, Node.js, jQuery, GraphQL - クライアントはPWA(Progressive Web Application)によるクロスプラットフォーム
参考:成果物(ドキュメント)について
- 成果物としてのドキュメントが必要な場合はイメージの形となります。内容は構成は個々の案件で異なってきますが、一例としてご覧ください。
- ドキュメント不要の場合でも、構成全体の概略説明書とコードへのコメントを記述します。通常はこちらで十分と考えています。
ドキュメントの例
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顔認証システム(クラウド)
デバイスのカメラとデータベースの顔情報を照合しチェックするプラットフォーム
主な機能
- 署名付URLによるセキュリティ確保
- ブラウザ(直感的に理解しやすいGUI)を利用したデータのアップロードとダウンロード
- WebAPIを利用したプログラム連携(シェル+CURL)による自動化
- AWS-CLIの同期処理によるアップロードとダウンロード
- HTML5/ライブラリを利用した操作性の向上(Single-Page-Application)
主な環境
- AWS(IAM, WAF, VPC等の基本サービス以外)
Recognition, APIGateway, Lambda, DynamoDB, S3 - Script(JavaScript系フレームワークを使用)
AWS-CLI, jQuery, HTML5 - クライアントはReact-Nativeによるクロスプラットフォーム
- ネイティブアプリとして配信する場合はApple, Googleのデベロッパー環境が必要
特記事項
- 厳密には認証ではなく認識レベルのため、認証レベルまで求める場合は、顔情報をIDとして用い、パスワードや他の照合キー等の多要素認証を行う方が良い。
- プライベートな情報の取り扱いについて結論をつけられずプロジェクト中断、そのためオプション機能未実現
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経費照合システム(JavaEE)
PL/BSの経費を予算枠と照合するシステム
主な機能
- 認証はRDBの登録情報で行う
- 入力されたデータはブラウザをリロードしなくてもリアルタイムに反映
- ドラッグ&ドロップによる入力不可の軽減
- 明細行をエクセルライクにグリッド操作可能
- データの保存期間はストレージ容量により変更可能
- 画面テーマ(フレームワークの機能)、言語の個別設定
主な環境
- サーバー:Linux, Open-JDK, JBoss, MySQL
- ブラウザ:Script(JavaScript系フレームワークを使用)
ext.js(現在のsencha-touch), HTML5 - 開発環境はeclipse, Open-JDK
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データ変換プログラム(シェル)
メインフレーム等の固定長テキストの項目編集等を行うスクリプト
主な機能
- 文字種の置き換えや文字コード変換、その他固定長テキストの編集
- OSに付随する基本的なRead/Write処理を使った簡易なプログラム
主な環境
- OS(Windows, Linux)のみ、特別な実行環境は不要
- Shell(Bash, Windows Scripting Host)
- Javaで作成する場合はJava実行環境が必要
特記事項
- メインフレームで多用されるテキストファイルの編集を要件に応じてカスタマイズ
- RDB/SQL等では対処しにくいデータ区分等により構成されるシーケンシャルファイル処理